【J1開幕戦 予習】 難敵大分トリニータとは!?徳島ヴォルティス

 どうもLV研究生です!

 もう開幕まで1週間を切りましたね!!ワクワクと緊張が入り混じったこの時期はサッカー観戦の醍醐味です!今回は開幕戦の予習として、難敵大分トリニータについてご紹介していきたいと思います。

Embed from Getty Images

 大分トリニータは、ヴォルティスと同じ地方クラブに位置するクラブですが、ここ最近はJ1でも中位に位置しており、クラブ規模から考えるとかなり奮闘しているチームです。ここまでの成績を収めた背景にあるものは何かを考えていきます。

 ちなみに元ヴォルティス戦士の野村選手も在籍しているので、ぜひご覧ください。

 まずは昨シーズンの成績から見ていきましょう!

過去5年間の成績

▶︎過去5年間の成績

f:id:lvlv_soccer:20210223132819p:plain

 まず驚く部分としては、過去5年間でJ3からJ1まで経験をしているという部分ではないでしょうか。J3からJ2に昇格した2017年はJ2で中位でしたが、2018年にはJ2の2位まで勝点を積み上げJ1に昇格しています。J1昇格時にはJ2オールスターズと呼ばれるほど、J2の実力者を引き連れて堂々の9位、昨シーズンはヴォルティスから野村選手などを補強し11位でフィニッシュする等々、下位ではなく中位につける好成績を維持しています。ここでの注目ポイントとしては、クラブ規模はJ1の中でもかなり小さく限られた予算の中で、勝点を確実に掴んでいる点です。

 この躍進の鍵となっているのは、監督の片野坂さんとJ3時代から積み上げてきたチーム力が大きいのではないかと思います。

監督紹介

 それでは、片野坂監督の紹介をしていきます。

Embed from Getty Images

まず経歴としては、以下の通りです。

  • 2004年 -2005年  大分トリニータ スカウト
  • 2006年       U-15コーチ 大分トリニータ
  • 2007年 -2009年  ガンバ大阪 コーチ
  • 2010年 -2013年  サンフレッチェ広島 コーチ
  • 2014年 -2015年  ガンバ大阪 ヘッドコーチ
  • 2016年 -      大分トリニータ 監督

 このキャリアの中で、今の片野坂サッカーの礎となっているのがサンフレッチェ広島時代に出会った、現札幌の監督のミシャ監督です。よくミシャ式と呼ばれる戦術を聞いたことがあるかもしれませんが、このミシャ式を応用した戦術を用いています。この戦術に関してはまた後でご紹介します。

 戦術も素晴らしいのですが、人間性もかなり良いと思われます。試合を見ていると選手と監督間はもちろん、スタッフ間でもゴールの喜びを共有しており、人との繋がりを大切にしたり、人望がありそうな監督だなと感じました。

 特徴

 では次に片野坂サッカーの特徴をご紹介します。一言で表すとすると、『ポジショナルサッカー』かなと思います。というのも攻撃時と守備時ではフォーメーションが変わる可変式システムを利用し、常に優位性を持った試合運びをしています。この優位性が意味しているものは、簡単にいうと2点あり、①数的優位(数で優位)②位置的優位(立ち位置の関係で優位)です。

 フォーメーションでいうと、攻撃時には3-4-3で優位性を保ちつつ、守備時には5-4-1で守りきるイメージです。下にイメージをつけているので見てみてください。

▶︎攻撃時 3-4-3

f:id:lvlv_soccer:20210223140939p:plain

▶︎守備時 5-4-1

f:id:lvlv_soccer:20210223141234p:plain

 特に攻撃時の特徴として数的優位を作るのがすごくうまいので、一例ではありますが紹介したいと思います。

 まずビルドアップの特徴としてはヴォルティス並みにしっかりつなぎます。ただ下の図のようにDF3人だと数的優位はなかなか作れませんよね。

▶︎通常の3DFの場合

f:id:lvlv_soccer:20210223170735p:plain

 そこで大分ではGKも交えてボールを回します。ここはヴォルティスと似ていますよね。このGKを加えることで、数的優位が作れます。下の例でいうと、DF(右ストッパー)がフリーでボールを持てます。

▶︎GKがビルドアップに参加

f:id:lvlv_soccer:20210223171056p:plain

 そうすることで、各ポジションごとに下のようなズレが生じてシャドーの選手にかなりのスペースができます。そこを大分は昨年うまく作っていました。(このパターン以外も勿論ある)

▶︎シャドーのスペースが生じる

f:id:lvlv_soccer:20210223171430p:plain

 この空いたスペーを埋めようとすると、下のようにCFや逆シャドーの選手にスペースが生まれて、攻めやすくなるといった形でかなり見ていて面白かったなと思います。

 以上が、ほんの一例に過ぎませんが、攻撃のイメージです。結構面白そうですよね!
▶︎他ポジションのスペースが生じる

f:id:lvlv_soccer:20210223173019p:plain

 

 いかかでしたでしょうか。ここまで聞くと手強そうなイメージがあるかもしれません。確かにやっているサッカーは面白く今年も難敵になりそうですが、今シーズンの大分には一つ不安材料があります。それはここまで連動性が求められる戦術にも関わらず、昨年活躍したメンバー(特にJ3時代からの)が移籍してしまったことです。その中でも、突破力抜群アッタッカーの田中選手、デイフェンスの要の鈴木選手、攻守のつなぎ役岩田選手などの移籍はかなり大きな痛手になったことでしょう。

 そういった背景もあり、現状はチームを再構築している途中だと思うので、早い段階で勝負できるのは逆によかったのではないかなと思います。

 開幕戦のポイントは「優位性を作らせない守備(特に相手の両ストッパーへのアプローチ)」と「相手の引いた守備をいかに崩す攻撃」をヴォルティスができるかどうかかなと思います。ここは僕が解説するよりもダニ監督がしっかり対策していると思うので、是非チェックしていきたいですね。

 次回は予想スタメンを考えたいと思います!!みなさんの予想スタメンもまた教えて欲しいです。

 それではアディオス!!